引っ越し前日までの作業や手続きは?洗濯機の水抜きを忘れずに

引っ越しが決まったら、なるべく早く済ませておきたいことがたくさんあります。例えば公共料金の解約手続きや転居手続きなどの各種手続きや、荷物の梱包や部屋の掃除などの各種作業など、やることが山積みです。

でも、やることが多すぎて何をすればよいのかわからないという人も多いでしょう。そこで引っ越し前日までにやらなければならないことをまとめてみました。

前日までにやっておくべき手続き

公共料金の手続きや転居手続きなどの各種手続きは、前日までというよりも、引っ越しが決まったらできるだけ早く取り掛かるべきです。中には手続きに時間がかかってしまうものもあるので、引っ越し日が明確に決まったらすぐにでも始めていきましょう。

では引っ越しの際に必要な手続きにはどのようなものがあるのか見ていきましょう。

公共料金の手続き

公共料金の手続きには、解約手続きと契約手続きの2つの手続きが必要となります。正確には、現在住んでいる住居での解約手続きと、新しく済む場所での契約手続きの2つ。

特に契約手続きを忘れてしまう人が多いので、必ずこの2つはセットで行うという事を覚えておきましょう。では詳しい方法を見ていきましょう。

公共料金の解約手続き

公共料金の解約手続きは、電気、ガス、水道のそれぞれの会社に解約する旨を伝える必要があります。連絡先はそれぞれの検針票に記されていますが、最近ではインターネットで手続きができる会社もあります。

解約の連絡は少なくとも引っ越しの1週間前までに済ませておくことがおすすめです。引っ越し日が決まったら、当日や前日に担当者に来てもらい、これまでの使用量を清算しなければなりません。

早めに連絡しておかなければ来訪の予約を取ることができずに、引っ越し日に間に合わなくなってしまう恐れもあるので、必ず早めに連絡するようにしましょう。

ただし最近では電気やガスの自由化に伴い、地域の電力会社やガス会社以外を利用しているという人も増えてきています。その場合、わざわざ一度解約手続きをしなくても、住所変更するだけで済む場合もあります。その場合は利用している会社に問い合わせてみましょう。

公共料金の契約手続き

現住居の解約手続きを忘れずに行う人は多いのですが、新居の契約手続きを忘れてしまうという人は意外にもたくさんいます。電気、ガス、水道は引っ越したその日から必要となるライフラインです。

そのため契約の連絡をし忘れてしまうと、引っ越し後すぐに生活ができない!なんてトラブルにも巻き込まれてしまいます。そうならないために、解約手続きと一緒に契約手続きも済ませておくことがおすすめです。

こちらも引っ越し先の各種契約会社に連絡をしておくだけで大丈夫です。電気と水道は引っ越し日から、すぐに使えるようにしてくれます。引っ越し後は使用開始申込書を記入してポストに投函すれば終了です。

ただしガスだけは簡単にはいきません。担当者が立会いの下で元栓を開けてもらわなければ使用することができません。引っ越し当日か遅くても翌日までには、来訪の予約を取らなければならないので、必ず1週間前には連絡をして予約をしておきましょう。

転出届の手続き

引っ越しをする場合、役所に届けを出して住民票を変更してもらわなければなりません。引っ越し前にやらなければならないのは、転出届のみ。転居届や転入届は引っ越し後に行う手続きとなります。

ではそれぞれの違いと手続き方法について見ていきましょう。

転出届

転出届とは、現在住んでいる市区町村から出て、別の市区町村に移り住むという時に必要となる手続きです。遠距離の引っ越しはもちろん、近隣への引っ越しでも市外や県外へ引っ越すという時は転出届が必要となります。

転出届の手続き方法は、現在住んでいる地域の役所に出向いて転出届を記入して提出するという方法が一般的で、手続きには本人確認書類と印鑑が必要です。

どうしても役所に出向くことができない場合は、郵送での提出や代理人による提出もできます。郵送の場合は本人確認書類のコピーと返信用封筒、返信用切手が必要となり、代理人の場合は委任状と代理人の本人確認書類、代理人の印鑑が必要となります。

転出届の手続きは引っ越し日の14日前からできます。役所に出向くことができればその日に完了することができますが、郵送の場合は少し時間がかかってしまうので早めに手続きを始めるようにしましょう。

また、発行された転出証明書は、引っ越し後に新しい役場へ提出しなければならないので、引っ越しの際になくさないようにきちんと保管しておきましょう。

郵便局での手続き

一番忘れがちなのが郵便局への転居手続きです。請求書やダイレクトメール、知人友人からの手紙など、自宅に配送される郵便物すべてに住所変更手続きを行う必要がありますが、引っ越しまでに間に合わなかったり、変更手続きを忘れていたという人がほとんどです。

この時、便利なのが郵便局の転送サービスです。1年の間、旧住所に送られてきた郵便物を新住所へ配送してくれるというサービス。これをしておけば、大切な書類が旧住所に届いてしまうというトラブルを防ぐことができます。

郵便局への転居手続きは、窓口でも簡単にできます。本人確認書類と印鑑、旧住所と新住所がわかるものを持って手続きに出向きましょう。

もしも郵便局へ行く時間がないという場合は、インターネットでも手続きが可能です。日本郵便のe転居サービスを利用すれば、自宅でも簡単に手続きを完了することができます。

前日までにやっておくべき作業

引っ越し前日までにすべき作業というと、荷造りや掃除を一番に思い浮かべますが、その他にもやるべきことはたくさんあります。忘れてしまうと引っ越し作業がスムーズに進まなくなってしまう恐れもあるので、きちんと把握しておきましょう。

では前日までに終わらせておかなければならない作業について詳しく見ていきましょう。

洗濯機の水抜き作業

洗濯機は中に水が溜まったままで運搬してしまうと、故障や水漏れの原因になってしまうため、前日までに水抜き作業を行っておく必要があります。

洗濯機の水抜きの手順
  1. 洗濯機の中身を空にする
  2. 水道の栓を閉じてから、洗濯機の電源を入れてスタートを押す
  3. しばらくしたら電源を切り、給水ホースを抜く
  4. 再び電源を入れて脱水する
  5. タオルなどで槽内の水分をふき取る
  6. 排水ホースを抜いてホース内の水を出し切る

この作業をできれば引っ越しの前日までに終わらせておくことが理想ですが、どうしても時間がないという場合は当日の朝早くに行っても大丈夫です。

作業の際にはホース内の水が床に垂れてしまう恐れがあるので、タオルや雑巾を用意してから水抜き作業を始めましょう。

冷蔵庫の霜取り作業

冷蔵庫を運搬する際は、やらなければならないことがたくさんあります。前日までに終わらせなければ、引っ越し当日に間に合わなくなってしまうので、必ず前日までに準備できるように計画的に作業を行いましょう。

冷蔵庫の引っ越し作業
  1. 2日前までに製氷機能をオフにして氷を捨てておく(製氷皿やタンクの水も捨てておく)
  2. 前日までに冷蔵庫の中身をすべてからにしておく
  3. 引っ越し前日に電源をオフにする
  4. 冷凍庫や製氷機周辺の霜を溶かすために扉を開けておく
  5. 庫内を綺麗に水拭きしておく
  6. 当日の朝、蒸発皿の水を排水する(新しい冷蔵庫では排水の必要がないものが多くなっています)

この作業の中で、意外にも大変なのが冷蔵庫の中身を空にするというところ。計画的に使っていても、すべて消費するのはなかなか難しいものがあります。

もしも前日までに消費しきれなかった場合には、やむを得ず処分するのも一つの手ですが、クール宅急便などを利用して新居に送るという方法もあります。

ただし一つ注意しなければならないのは、引っ越し後すぐに冷蔵庫が使える状態になっていない可能性があるという事。冷蔵庫が使えないのに荷物が届いてしまっては意味がありません。

冷蔵庫は設置してすぐに電源を入れることができず、1時間ほど時間をおいてから電源を入れる必要があります。また冷蔵庫が完全に冷えるまで4〜5時間が必要と言われています。夏場の暑い時期では、最長10時間程かかるので、電源を入れてもすぐには使い物になりません。

この時間を踏まえたうえで、冷蔵庫の中身を配送してもらうように日時指定などをうまく活用していきましょう。

荷造りや梱包

荷造りや梱包作業を自分で行う場合には、前日までに終われるように計画的に行うことが大切です。

まず最初に梱包するのは、すぐには使わないような季節の物(ストーブや扇風機、冬物衣類、夏物衣類など)や、日常生活では必要のない趣味の物(フィギュアや書籍など)です。

そして次に必要最低限の生活用品以外の物(あまり使わない食器や衣類など)を少しずつ梱包していき、前日と当日にすべての荷物を梱包できるように進めます。

梱包する際は、どの段ボールに何を入れたのかメモしておくことも忘れてはいけません。これを忘れてしまうと、新居ですぐに必要になるものがどこにあるのかわからなくなり、全ての段ボールを開けて必要な物を探し出す羽目になってしまいます。

また食器棚や本棚、洋服箪笥の中身はすべて空になるようにすることも重要です。中に物が残ったままで運搬してしまうと、家具や小物の破損原因にもなってしまいます。

部屋の清掃

引っ越しに伴って部屋の清掃も同時に進めていくことがおすすめ。特に賃貸物件の場合は、退去時にできるだけ綺麗にしておくことで、敷金の返還額が変わってくることもあります。

とはいえ、自分の力だけで全てピカピカにしておくというのは不可能です。いったいどこまで綺麗にしておけばよいのでしょうか。

引っ越し前に掃除しておく場所

キッチン

一番汚れが目立つのがキッチンです。特にガス周りは油汚れが付きやすく、汚れが溜まりがち。油汚れを撃退する洗剤などでできるだけ綺麗にしておきましょう。

洗面やお風呂の水回り

水回りもカビや水垢で汚れが目立つ場所です。カビ取りのスプレーや水垢用洗剤などを活用して綺麗にしておきましょう。

トイレ

トイレは汚れていると嫌な臭いも発生してしまうので、退去時には綺麗にしておきたい場所です。トイレ用洗剤などを使って、見た目も臭いもスッキリさせておきましょう。

壁や柱の落書きやシール

子供がいる家庭では、壁や柱に落書きやシールが残ってしまっている場合があります。場合によっては壁紙交換なども請求されてしまうので、できるだけ綺麗にしておきましょう。

引っ越し前に清掃しておくのは常識と言えば常識ですが、そこまで必死にやる必要もありません。ほとんどの場合で退去後にハウスクリーニングをするため、それほど神経質にならなくても大丈夫です。

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