引っ越しの必需品と言えばダンボール。荷物を梱包して運ぶために大活躍してくれる大切な存在ですが、意外にもダンボールに注目する人は多くありません。
でも引っ越し費用をできるだけ安く済ませたいと思っているのなら、ダンボールに注目しておいても損はありません。そこで引っ越しの際のダンボールについて、詳しく見ていきましょう。
ダンボールの必要枚数の目安
まずは引っ越しの際に必要なダンボールの枚数についてです。当然ですが、荷物が多ければ多いほどダンボールの数も増えます。
なので、一人暮らし、夫婦二人、子供のいる家庭など、家族構成によって、ダンボールの必要目安が変わってきます。また、間取りによっても必要枚数が変わってくるので、それぞれの目安を見てみましょう。
家族構成別
ダンボールの数は家族構成で大きく変わってきます。一人暮らし、二人暮らし、子供のいる家庭(3〜4人家族)の3種類のおおよその目安を紹介します。
一人暮らし
一人暮らしの場合のダンボール数の目安は、10〜15個。人によっては15個以上必要になったという場合もありますが、8割の人は15個以下で収まる場合が多いようです。
中には9個以下で済んだという人も多く、一人暮らしの場合はそれほどダンボールが大量に必要というわけではなさそうです。
二人暮らし
夫婦二人暮らしの引っ越しの場合のダンボール数の目安は、20〜30個程度。中には50個必要だったという場合もあり、かなりの数のダンボールが必要なようです。
これだけの数のダンボールを用意するのはかなり大変ですし、引っ越し料金も高くなってしまうので、ダンボール数をできるだけ抑える工夫が必要となってきます。
子供のいる家庭(3〜4人家族)
夫婦二人と子供1〜2人の家族の引っ越しの場合、ダンボール数の目安は30〜50個程度。子供が小さい場合は比較的荷物の量も少なくて済みますが、子供が中学生・高校生になってくると、それぞれの荷物も多くなるため、ダンボール数が増えてしまうようです。
多い場合には60個以上必要になってしまう家庭もあり、ダンボールを用意するのも一苦労してしまいそうです。
間取り別
家族構成である程度のダンボール数を予測することもできますが、同じ家族構成でも間取りによって変わってくることも多いので、間取り別のダンボール数の目安を知っておくことも大切です。
ワンルーム〜1LDK
ワンルーム、1K、1DK、1LDKの間取りの場合は、ダンボール数が15個以下で収まることがほとんどです。少ない場合は9個以下で済むことも。
間取り的にそれほど荷物を置くスペースがない分、ダンボール数は少なくなります。ただし趣味でかさばる荷物が多い場合は、30個以上になってしまう場合もあるようなので、かさばる荷物はうまく梱包する工夫をしていきましょう。
2K〜2LDK
2K、2DK、2LDKの間取りの場合は、ダンボール数は20〜30個程度になります。収納スペースが増える分、荷物も多くなるのが一般的なので、ダンボール数が増えてしまいます。
3K〜3LDK
3K、3DK、3LDKの間取りの場合は、ダンボール数が30〜50個程度になります。この広さの間取りになると、荷物の量が人それぞれになってくるので、目安量にもバラつきが生じます。
荷物が少ない人は30個以下で済みますが、荷物が多い人は50個以上必要になることがあります。ダンボールが50個以上になると、梱包作業も引っ越し作業も大変になってしまうので、できるだけダンボールの量を少なくしてあげましょう。
引っ越し用ダンボールの種類
ダンボールには大きさや形など色々な種類があります。中には引っ越し作業には適していないダンボールもあるので、ダンボールの種類についても良く知っておきましょう。
では引っ越しの際によく使われるダンボールを紹介していきます。
引っ越し業者が用意するダンボール
引っ越し業者が用意してくれるダンボールは、引っ越し作業に一番適した大きさや強度です。ほとんどの業者でサイズが2種類用意されていて、SサイズとMサイズの2つがあります。内容量はSサイズで40〜50L、Mサイズで60〜70L程度の大きさになります。
Sサイズには本やCDなど、重量のあるものを入れ、Mサイズには服や食器などを入れるのに適しています。一番梱包しやすい段ボールですが、有料になってしまうのが難点です。
通販で売っているダンボール
通販サイトでも段ボールを購入することができます。激安サイトであれば、1枚数十円程度で購入できるので、引っ越し業者に用意してもらうよりも安価で購入が可能です。
ただし通販サイトで気をつけなければならないのが、ダンボールのサイズです。ダンボールのサイズはかなり色々な種類があります。その中で引っ越しに適したダンボールサイズを探すのは一苦労。写真だけでは大きさがわかりづらいので、間違えて購入してしまう恐れもあります。
引っ越しに適したダンボールのサイズは、110(幅35cm×奥行38cm×高さ35cm)か、120(幅35cm×奥行50cm×高さ35cm)というサイズの物です。間違って大量購入して失敗してしまわないように、購入前にしっかりとサイズを確認しておきましょう。
ホームセンターで売っているダンボール
ホームセンターでもダンボールを購入することができます。通販サイトよりも若干高めで、1枚当たり150〜200円程かかってしまいます。さらに一枚単位ではなく、10枚セットなどでセット売りをしていることが多いため、都合よく希望の枚数を揃えることができない場合もあります。
大きさは実際に目で見て購入できるので、間違えてしまうことは少ないですが、たたんだ状態で販売しているので、よく確認しておかなければ間違ってしまう可能性もあります。
また、30枚40枚50枚と大量に購入しなければならない場合、持ち運ぶのが大変になってしまうというデメリットもあります。
100均で売っているダンボール
100円均一にもダンボールは売っています。でもほとんどの場合で宅配便用の小さなサイズばかり。引っ越し用の大きなサイズを販売しているお店はほとんどありません。
1枚108円で購入できるので、ホームセンターで買うより安いと思っても、小さければ意味がありません。100円均一のダンボールを本格的に引っ越しに使うというのは無理がありそうです。
ただし、少しだけ入らない荷物が出てきてしまったり、特別小分けして梱包したいものがあるという場合など、状況によっては便利に活用できる場合もあります。
ダンボールに関する注意点
引っ越しで必要不可欠なダンボール。たかがダンボールと思われがちですが、ダンボール次第で引っ越し費用は大きく変わってきます。ではここでダンボールに関する注意点について見ていきましょう。
業者の料金に含まれるダンボール料金
ダンボールは引っ越し業者が用意してくれるものだと思っている人も多いのですが、実は多くの業者ではダンボール代金も引っ越し料金に含まれています。
特に単身パックなどのお得なプランにはダンボールが別料金という場合も多く、ダンボール代金も意外に高かったりします。また、ダンボール無料サービスと言っているプランであっても、実は基本料金に組み込まれていることがほとんど。
なので、「ダンボールはこちらで用意するので、値引きしてください」と言えば、値引きしてもらえることもあります。少しでも引越し料金を抑えたいのなら、ダンボールを自分で用意してみるというのも一つの手です。
ダンボールを無料で集めるには
ダンボールを自分で用意するとなると、できるだけ無料で収集したいですよね。でも都合の良い大きさのダンボールはどこで入手すれば良いのでしょうか。
スーパーやドラッグストア
ダンボール集めの基本と言えば、スーパーやドラッグストアなどです。わざわざ店員に声を掛けなくても、無料配布ダンボールがレジ横や作業台付近に置いてあるので、気兼ねなくいただくことができます。
ただ一つ難点なのは、無料配布されているダンボールのサイズが小さいという点です。大きなダンボールは置いていないことが多く、探すのに苦労するかもしれません。もし見かけなければ、店員さんに大きいサイズのダンボールがあるかを確認してみましょう。
ホームセンター
スーパーやドラッグストアよりも大きなダンボールがたくさんあるのがホームセンターです。引っ越しにちょうど良い大きさのダンボールをたくさん扱っているので、大きさには困りません。
でもスーパーなどのように気軽に持っていける場所に置いていないので、店員さんにお願いしなくてはなりません。しかもホームセンターはダンボールを販売しているお店なので、出し渋りされてしまうことも。簡単に大量にはもらえなさそうです。
家電量販店
大きな家電を扱う家電量販店であれば、大きなダンボールもたくさんあるはず。大きなダンボールが欲しい場合はぜひ当たっておきたい場所です。
ただこちらも店員さんに出してもらわなければならないので、気軽に無料でもらっていけるという感じではありません。
これらの場所で無料でダンボールをもらうことができますが、一つの店舗で大量にもらえるとも限らず、必要な枚数を揃えるためには、複数の店舗を回らなければなりません。ダンボールを無料で集めるのは結構な手間になりそうです。
30枚40枚など、あまりにも枚数が必要な場合は、無料にこだわらずに購入することがおすすめです。もしも引っ越し日までにダンボールを揃えられなかった場合、業者に追加料金を払って用意してもらわなければならず、逆に高くついてしまう恐れもあるので要注意です。
使用後のダンボールは業者に回収依頼する
意外に忘れがちなのが、使用後のダンボールの回収です。引っ越し後すぐに廃品回収などがあればいいですが、なかなか都合よくいかないですよね。
ただでさえ引っ越し作業で片付かない部屋の中に、ダンボールまで散乱したままでは、新生活も不快なスタートを切ってしまいます。
そこで使用後のダンボールは、引っ越し業者に回収してもらうことがおすすめです。引っ越し業者にダンボールを用意してもらった場合は、回収もセットで行ってくれるという事が多いので心配はいりません。
でもダンボールを自分で用意した場合は、無料で回収をしてくれない業者も出てきてしまいます。その場合は、契約時に回収だけお願いしたいという旨をしっかり伝えておきましょう。
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