一人暮らしの引っ越し費用の相場と安くするコツ

就職のために実家を出て一人暮らしする人や、転勤で単身赴任する人など、様々な理由で単身引っ越しをする人がいます。そんな一人暮らしの引っ越しには、できるだけお金を掛けたくないですよね。

実は一人暮らしの引っ越しは、安くできるコツがたくさんあります。今から紹介するコツをうまく活用して、できるだけお得な引っ越しをしていきましょう。

引っ越しする際の費用相場と注意点

まずは一人暮らしの引っ越し料金の相場や注意点について見ていきましょう。一人暮らしの引っ越しの特徴は、条件によって料金が大きく変わってくることです。

またお得な単身パックが逆に高額になってしまうなど、料金がとても複雑なので正しい知識がないと、無駄に引っ越し料金を支払うことになってしまいます。

単身引っ越しの費用相場

単身引っ越しは、お得な単身パックと通常の料金プランの2つの方法があります。まずはそれぞれの料金相場について見てみましょう。

単身パックの料金相場

単身パックの料金相場はそれぞれの業者によって違います。まずは代表的な業者の単身パック料金を比較していきましょう。

業者 種類 料金
日通 単身パックS 15,000円〜
単身パックL 16,000円〜
単身パックX 51,000円〜
クロネコヤマト 単身引越サービス 12,000円〜
単身引越サービスmini 11,000円〜
アリさんマークの引越社 超ミニ引越しプラン 約20,000円〜
特ミニ引越しプラン 約25,000円〜
ミニ引越しプラン 約28,000円〜

この表はあくまでの最低の料金です。距離や時期などで料金は大きく変動するので、実際にこの金額で済むという事はあまりありません。

通常プランの料金相場

単身パックを使わずに通常のプランで引っ越しをする場合の料金相場はどうでしょうか。もちろん、この場合も荷物の量や距離、時期によって違いますが、およその相場は次の通りです。

荷物少なめ 荷物多め
同一市内 約35,000円 約43,000円
同一県内 約37,000円 約45,000円
200q圏内 約42,000円 約60,000円
500q圏内 約52,000円 約77,000円
500q以上 約61,000円 約96,000円

単身パックと比較すると高い印象を受けますが、条件によっては安く済む場合もあります。

単身パックが安いとは限らない

先ほどの2つの表を比較すると、一人暮らしの引っ越しは単身パックを利用する方が安いという印象になってしまいます。でも一概に安いとは言い切れない部分もあります。

確かに単身パックは安さが魅力のプランですが、実は細かい条件がたくさんあるのです。どのような条件があるのか一部をご紹介してみます。

荷物の量が限られている

ほとんどの業者で荷物の量の制限があります。一番安価なプランでは収まりきらない場合がほとんど。収まらない場合は荷物サイズを変更したり、パック料金が2倍になったりなど、意外と高くなることも。

距離が指定されている

近距離のみという業者や、関東〜関西への引っ越しのみなど、移動距離が指定されている業者が多くあります。引き受けてくれたとしても、遠距離になると途端に値段が高くなる場合もあります。

梱包資材が有料

梱包資材を無料で手配してくれる業者は多くいますが、単身パックの場合はどの業者も梱包資材が有料となっています。もちろん自分で用意してもいいのですが、都合の良い資材が集まるとは限らず、結局購入する羽目になってしまうかもしれません。

割増料金がある

業者にもよりますが、条件によっては色々な割増料金が加算されてしまう場合があります。例えば夜間配達や土日配達、繁忙期の配達などに割増料金が発生することが多くなります。

このように、厳しい条件が重なることで、単身パックよりも通常のプランを利用した方が、結果的に料金が安かったという例がたくさんあります。単身パックは安いと過信せずに、利用する際はどちらがお得になるかしっかり比較していきましょう。

一人暮らしの引っ越し費用を安くするコツ

できるだけ引っ越し費用を安く抑えたいけど、どうすれば良いのかわからない…。そんな時は、次の3つのコツを実践していきましょう。

梱包資材を自分で用意する

一人暮らしの引っ越しの場合、梱包資材が有料になってしまうことが多くなります。特に単身パックのようなお得なプランの場合は、段ボールなどの費用は別料金。その分料金が高くなってしまいます。

そこで自分で集められる梱包資材は自分で用意するというのが安く済ませるコツの一つです。段ボールはスーパーやホームセンターなどで無料でもらうことができますし、大きな段ボールが欲しい場合は家電量販店を当たってみるのもおすすめです。

その他にも新聞紙や発泡スチロールなど、無料で集まるものをうまく活用していきましょう。ガムテープや緩衝材は100円均一などで入手することができるので、わざわざ業者に高いお金を払って購入する必要はありません。

時間や曜日など譲れるところは譲る

引っ越しの料金には時間や曜日などの細かい条件によっても料金が左右されます。逆に言えば時間や曜日にこだわらなければ安くできるという事。仕事や学校の都合で難しいかもしれませんが、譲れる部分はできるだけ譲って、無駄な料金を省いていきましょう。

また混載便を利用するというのもおすすめです。混載便とは一つのトラックに複数の人の荷物を載せて運ぶという方法で、トラック代や高速代などが折半されて安くなります。長距離の場合は特に混載便がおすすめです。

混載便は荷物の少ない一人暮らしだからこそ利用できるサービスです。うまく活用して引っ越しをお得にしていきましょう。

引っ越し業者の料金を比較する

引っ越し料金はきっちりとした料金設定がありません。なので業者によっても大きく違ってきますし、担当する営業スタッフによっても違ってくるくらいです。

そんな曖昧な引っ越し料金を、1つの業者の見積もりだけで決めてしまうのはとても危険です。もしもその業者が高い見積もりを出していても、気づかずに申し込んでしまいます。

そこで大切なのは、必ず複数の業者に見積もりを依頼して、その料金を比較するという事。複数の業者を比べてみることで、どの業者が安いのか一目でわかります。

また一括見積もりを利用するというのも、引っ越し料金を安くするコツです。一括見積もりを利用すると、他の業者と相見積もりをかけられていることが伝わるので、見積もり額を最低限まで下げて出してくれることが多くなり、手っ取り早く安い見積もりが手に入れられます。

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