電気(東京、関西、東北、中部電力)の引っ越し手続き

引っ越しするときは、現住居での電気の解約と、新居での電気の開始手続きの2つの手続きを行わなくてはなりません。

引っ越し後も同じ電力会社を利用する際は、住所変更手続きで解約と開始をまとめて行うことができるので、手続きは一度で済みますが、別の電力会社に変える場合はそれぞれの電力会社で手続きを行う必要があります。

解約手続きを忘れるという人は少ないのですが、開始手続きを忘れてしまうという人は意外にも多く、引っ越し後に電気が使えなくて困ったという経験をしている人がたくさんいます。電気は生活していくうえでとても重要なライフラインなので、忘れずに手続きするようにしましょう。

では電気の引っ越し手続きについて詳しく見ていきましょう。

電気の解約手続き

まずは解約手続きについてです。解約方法はとても簡単で、現在契約している電力会社に連絡をして、引っ越しする旨を伝えるだけ。引っ越し日を伝えれば、当日までで電力の供給をストップしてもらえます。

連絡をすると、引っ越し当日に電力会社の担当者が来て、電気のメーターを確認、その日までの電気代を清算して解約が完了します。

では電気の解約について詳しく説明していきます。

解約するタイミング

電気の解約は、引っ越し予定日の1か月前から当日までの間で手続き可能となります。ただし当日に連絡しても、担当者の立会いが間に合わない場合もあるので、連絡はできるだけ早めにすることがおすすめです。

特に引っ越しする人が多い3〜4月は、電力会社も忙しくなってしまうので、立会いの予約がなかなか取れないこともあります。当日まで手続きできるからと油断してしまうのではなく、引っ越しがわかったらすぐにでも連絡をするという姿勢でいるようにしましょう。

また、新居での電気使用開始手続きは、引っ越しの前日までに済ませておかなければ、引っ越し当日から電気を使うことができません。手続きを忘れてしまう人も多いので、解約と開始手続きはセットで考えましょう。

手続きの方法

電気の解約手続きの方法は、電話連絡、インターネット、引っ越し業者への委託という3つの方法があります。それぞれの詳しい方法を見ていきましょう。

電話連絡

一番利用する人が多いのが、電話による解約手続きです。契約している電力会社に電話をして、引っ越しする旨と引っ越し日を伝えます。

その場で解約予約が完了するということと、立会いの予約をその場で決めることができるので、一番シンプルで確実な手続き方法となります。

電話番号は料金明細や電力会社のHPなどに記載されています。

インターネット

最近ではどこの電力会社でもHPを立ち上げており、その中で解約手続きや住所変更手続きを行うことができます。インターネットで手続きするメリットは、時間や曜日を気にすることなく手続きができるという点。

電力会社の営業時間内に電話をすることが難しい場合には、とても便利です。また電話での対応が面倒、苦手という人も、インターネットでの手続きがおすすめです。

ただしインターネットでの手続きの際に会員登録が必要になったり、住所氏名連絡先などの細かい入力が必要などのデメリットもあります。

引っ越し業者に委託

引っ越し業者の中には、電気やガスなどの公共料金の解約手続きを代行してくれるサービスを展開しているところもあります。

このサービスは、忙しくて手続きしている暇がない人や、手続きを忘れてしまいそうという人におすすめ。業者がまとめて解約・開始手続きを行ってくれます。

ただしすべての業者がサービスを展開しているわけではないので、選んだ引っ越し業者によっては利用できない場合もあります。

手続き代行サービスを展開している主な業者
  • アリさんマークの引越社
  • アート引越センター
  • ダック引越センター

引っ越しする際の注意点

引っ越しする際、電気の解約や開始手続きを済ませるだけで安心してしまってはいけません。実は電気に関しては他にも注意すべきポイントがいくつかあります。

ではどのような点に注意すれば良いのか、詳しく見ていきましょう。

立会いの必要性は?

電気の解約の際、引っ越し当日に担当者が訪れ、立会いの元でメーターの確認や電気料金の精算が行われることが一般的ですが、立会いは必須なのでしょうか。

実は立会いは必ずしも必要というわけではありません。立会いなしでも解約手続きを行うことはできます。その場合は新居に最終月分の請求書が届くようになっています。

ただし、どうしても立会いが必要となる場合があります。それは電気メーターが居住者の立会いでなければ確認できない場所にある場合です。

例えばメーターがマンションのオートロックのドアの中にあったり、玄関の中にあったりなど、電力会社の担当者が入れない場所にある場合は立会いが必要です。

立会いが必要な住居の場合は、引っ越し当日までに立会いしてもらわなければ、引っ越し後にまた戻ってきて立会いしなければなりません。近場への引っ越しであればすぐに戻ってこれますが、遠方の場合はかなりの手間になってしまうので要注意です。

50Hz(ヘルツ)と60Hzの違いに注意

実は日本の電力は、ヘルツと呼ばれる周波数が地域によって違います。静岡県の富士川と新潟県の糸魚川を境に、西と東でヘルツが分かれています。

西日本が60Hzで、東日本が50Hzなので、もしもこの境界線をまたいで引っ越しをするときは、新居のヘルツがいくつなのかを調べておきましょう。もしもヘルツが違う場合は、家電の取り扱いに注意しなければいけません。

電化製品の中には、50Hzに対応しているものと60Hzに対応しているものと分かれている場合があります。特に古い家電はどちらかしか対応していないものが多いので、引っ越し先に持って行っても使えないという事がよくあります。

どうせ引っ越し先で使えないのなら、引っ越し前に処分して新しいものを購入する方が、手間がかからずおすすめです。引っ越し前に一度取扱説明書をよく読んで、対応ヘルツについて調べてみましょう。

電子レンジや蛍光灯、洗濯機は対応ヘルツが分かれていることが多いので要注意です。また冷蔵庫や洗濯機、空気清浄機、加湿器などは、両方に対応しているものが多いのですが、ヘルツが変わることで性能に変化が起こってしまう可能性があります。

ただ、最近発売されているような新しい家電では、両方のヘルツに問題なく対応しているものがほとんどなので、あえて気にする必要はありません。

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