Ponta(ポンタ)カードやTカードが使える引っ越し業者を上手に使おう

あちこちのお店で買い物や飲食をしてレジで支払いをするときに、「Tポイントカードはお持ちですか?」とよく聞かれます。なんだかよくわからないけど勧められるままにカードを作ったという人も多いでしょう。なんとそのポイントカード、引っ越し業者で支払いをするときにも利用できるとか。額が大きいだけに結構なポイントが貯められそうですね!

知っているようで知らないポイントカード

ショップ独自にカードを作って利用金額ごとにスタンプを押し、いくつ貯まったら割引や商品プレゼントなんていうお店はたくさんあります。しかし、そのお店でしか使えないカードなので、なかなか貯まらず、そのうちあちこちのショップのカードだらけになってしまい、必要なときに探せないことがあったりしませんか?カードの束を毎回持ち歩くのも大変です。

それに対して、PontaカードやTカードは全国の様々な提携先やインターネットショッピングでもポイントを貯めることができます。あちこちのお店で買い物や飲食をするたびにポイントをまとめて貯められるので、分散してお店ごとに貯めていくよりも効率よくポイントが貯まっていきます。それぞれのカードについて見てみましょう。

Ponta(ポンタ)カード

Ponta(ポンタ)カードを一番よく利用するところと言えばコンビニのローソンでしょう。自宅や学校や勤務先の近くにローソンがあり、よく利用する人は大抵持っていますよね。もしまだ作っていない人は是非Pontaカードを作ることをおすすめします。

もちろん年会費も発行手数料も無料です。ローソンの店頭でPontaカードを貰えば、すぐにポイントが貯められます。貯まったポイントを使いたいときにはインターネットか店頭のLoppiという機械で会員情報の登録を行えば、数日後からポイントを利用することができます。

一般的なPontaカードに加えて、クレジット機能やプリペイド機能を付加することもできます。そのメリットとして、ポイントが2倍貯められることが挙げられます。またメルマガ会員に登録しておくと、会員限定の特典サービスを受けることができます。

提携企業はローソンのほか、ケンタッキーフライドチキンや昭和シェル石油、旅行会社のH.I.S.、レンタルショップのGEO、カラオケ本舗まねきねこなどです。

Tカード

Tカードはコンビニのファミリーマートやスリーエフで使えますが、それよりもTSUTAYAで入会した人が多いでしょう。今では日本の2人に1人が所有するといわれる日本最大級の、全国的に利用できるTカードですが、古くはTSUTAYAのレンタル会員として始まったサービスでした。

その後あれよあれよと全国的に提携企業が増え、ファミレスや書店で「Tカードはお持ちですか」と聞かれることが多くなりました。Yahoo!JAPANやソフトバンクとも提携し、主要株主に名前を連ねています。

こちらも一般のTカードは入会金や年会費は不要です。希望に応じてクレジット機能をつけることもできます。

提携企業はファミリーマートやスリーエフなどのコンビニの他、マルエツやマミーマートなどのスーパー、三越や伊勢丹などのデパート、ガストやバーミヤンなどのファミレスなどです。

引っ越しで使えるって本当?

本当です。商品を買ってレジでお金を支払ったときにカードを提示してポイントつけてもらうものだと思っていたら、なんと引っ越しでも使えるんです。どちらかのカードを持っているならぜひ使わない手はないですね。とは言ってもすべての引っ越し業者で使えるわけではありません。

どこの引っ越し業者で使えるの?

Pontaカードはサカイ引越センター、日通、ハート引越センターで使えます。

Tカードはアート引越センター、ファミリー引っ越しセンター、カルガモ引越センター、日本引越センター、吉田トランスポート、プロスタッフ、ムービングエス、世田谷引越サービスなどで使えます。

ポイントカードを使うメリットは

ポイントカードを使うことで、お得にポイントを稼ぐことができます。ちなみにサカイ引越センターでは、土日祝日の引っ越しには100円につき2ポイント、平日ならさらにお得になり100円につき3ポイント貯めることができます。アート引越センターでは200円につき1ポイント、ファミリー引越センターでは100円につき1ポイントになっています。

ポイント付与率は各引っ越し業者により異なりますので気をつけましょう。いずれも見積もり時に申告することが必要で、ポイントが使えるようになるタイミングも業者により異なります。

貯まったポイントはどうしたらいいの?

ポイントカードを提示して支払ったレシートには、今までに貯めたポイントの合計が記載されています。少しずつコツコツ貯まっていく様子を見るのもいいのですが、必要に応じてポイントを使うこともできます。1ポイント1円で換算し、提携している多くのお店の支払いに使うことができます。つまり500ポイント貯まっていれば、会計の総額から500円分が値引きされるというシステムです。

またこんな使い方もできます。レジでの支払い金額で小銭がぴったりあればいいのですが、そうでないときはお釣りをもらいますよね。小銭ばかりでお財布を膨らませたくない人は、ポイントカードで端数分の支払いができるんです。

例えば、1,089円の買い物をしたとき「89円をポイントで」と言えば、千円札だけでサッと支払えばOKというわけです。これなら普段から小銭をじゃらじゃら持ち歩く必要もないし、レジの後ろにお客さんが何人も並んでいても会計を待たせることはありませんね。

また、インターネット上のポイントカードの公式サイトでカード情報をオンライン登録しておくと、マイページのポイント通帳を、いつどのくらいポイントがついたか、それらをいつ使ったかなどが画面上で確認できます。

ただし、PontaカードもTカードカードも、貯まったポイントは1年で消滅してしまうため、ずっと貯め続けるだけでなく、たまには使わないとポイントが失効してしまうので気をつけましょう。ポイント利用履歴に「ポイント失効」と表示され、買い物をしてないのにポイントがマイナスになっていて愕然とすることがあります。こまめに貯めていたのに、いきなりポイントがなくなってしまうのはもったいないですからね。

まとめ

多くの店で利用されているポイントカードは大変便利です。会計時に手持ちの現金が足りないことに気づき、ポイントカードでなんとかしのいだという話はよく聞きます。

引っ越し業者を選ぶ際も、これからは見積もり額だけで決めるのではなく、どのぐらいポイントが付くかも念頭において決めなければいけない時代になったようです。

※ポイントサービスの内容はすべて執筆時のものです